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入会のすすめ

シニアレジデント志望者 皮膚科を目指す方へ

皮膚科を目指す方へ

 「病気が見えて、触ることができる」ということが皮膚科ならではの魅力であり、醍醐味ではないかと思います。明智小五郎やシャーロック・ホームズは相手の風貌や仕草を観察して、瞬時に推理して見事に言い当てていきます。このように相手のことをじっくり観察し、瞬間的に判断するという点は皮膚科の仕事に共通しています。我々、皮膚科医は患者さんの皮膚病変だけではなく、身体的性質・特性や社会的背景を含めて総合的に観察して診断しています。我々は日常診療の中で、患者さんが診察室に入ってきたときから注意深く観察して、推理して質問します。例えば、「昨日、しいたけを食べましたか?よく焼いて食べましたか?」「猫を飼っていますか?」「山登りに行きませんでしたか?」「あかすりに行きましたか?」「甲状腺の病気をお持ちですか?」などです。目に見える皮膚の病気を診ることで、目に見えない内臓の病気を早期に発見することも可能です。

 皮膚科は、臓器が科の名前になっているため「内科」と「外科」の両方の仕事を行うことができます。加えて、「病理」も自分たちで診断します。すなわち診断から治療まで一貫して行うことができます。従って、研究する内容も内科、外科、病理と幅広くなります。群馬大学皮膚科では、内科、外科、病理、そして研究をバランスよく行っていると自負しております。私もこれまでに内科、外科、研究といろいろな経験をさせていただく機会を得ました。 

 「群馬大学皮膚科の特徴は何ですか?」と尋ねられることがあります。繰り返しになりますが、「アトピー性皮膚炎、乾癬、水疱症、薬疹などの皮膚免疫性疾患」、「皮膚良性・悪性腫瘍」、そして「強皮症、皮膚筋炎、SLEなどの膠原病」といった数多くの疾患を診療していることです。これを反映して、数多くの専門外来(現在、15種類)があります。また、入院数、病床数も国内で上位に入っております。外来回診(週に1回)、病棟回診(週に2回)、病理組織カンファレンス(週に1回)を定期的に行っており、診断・治療に対する十分な意見交換、勉強をすることができます。また、研修医に対して助教以上の指導医による皮膚科セミナー(講義)を定期的に行っております。当科では、これらの充実したプログラムを研修することが可能です。

 研究(基礎研究、臨床研究)をしてみたいと考えている方も歓迎しております。大学院に進学した場合、十分な時間を研究に当てることができます。大学院に進学しない場合でも、臨床業務を行いながら基礎研究、臨床研究に従事できるように指導しています。

 関連病院は群馬県、栃木県に数多くあります。専門医を習得するための認定施設は10か所あります(前橋赤十字病院、伊勢崎市民病院、太田記念病院、桐生厚生総合病院、高崎総合医療センター、藤岡総合病院、利根中央病院、石井病院、佐野厚生総合病院、国際医療福祉大学病院)。これらの施設には、全国的にも実績のある有名な先生が所属しており、充実した臨床経験を積むことができます。

上州(群馬県)の名物と言われる「かかあ天下とからっ風」。冬に吹き付ける赤城おろしと群馬の女性は「しっかりしていて働き者」として有名です。当科でも女性の医師は数多く在籍しており、みなさんイキイキと活躍しています。出産、子育てによって仕事が中断してしまっても復帰しやすい環境作りに配慮しています。子育てをしながらも働くことができるようなシステムである群馬大学病院の「医師ワークライフ支援プログラム」(http://mec.dept.showa.gunma-u.ac.jp/fdsp/)を活用している医師が現在4名おります。

 2016年度は4名の新入局員を迎えることができました(男性2名、女性2名)。このホームページだけではなくFacebookにて当科の活動を報告しておりますので、ぜひご覧になってください。

 色々と書いておりますが、「百聞は一見にしかず」です。ぜひ一度見学に来てください。ちょっとでも興味をお持ちになりましたら、お気軽にメールもしくは電話にてご連絡下さい。新たな未来が開けるかもしれません。

 

医会長 茂木 精一郎

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