> 医学系研究科皮膚科学 | 群馬大学大学院
教員紹介

研究室紹介 - 清水グループ

清水グループ

研究メンバー  LABORATORY MEMBERS

清水 晶 (グループ責任者・講師)
加藤 円香 (大学院生)

研究テーマ

研究テーマ

清水は、大学院ではヒトT細胞白血病ウイルス、ウシ水疱性口内炎ウイルス(VSV)、卒業後皮膚科ではHuman Papillomavirus(HPV)を、留学先のイギリスではカポジ肉腫ウイルスを研究対象としてきた。 それぞれのウイルスの専門家ではないが、検出程度はどれも可能な程度にはなった。 ウイルスのことばかり考えていたせいか、原因不明の疾患を見ると、まずはウイルス感染が原因ではないかと考える変な癖がついた。

ウイルス感染と膠原病

本来DNAにはならないRNAウイルスがヒト細胞に感染するとウイルス相補的なDNAが合成されることを10年前に偶然見出した。 原因が分からない膠原病が、このおかしなDNAによって発症するかもしれないという発想で研究を継続してきた。これまで苦心してきた甲斐あり、最近やっと論文の形になった。 今思うと多くの人々との出会いを取り持ってくれたテーマである。

HPVと皮膚腫瘍

皮膚癌でHPVの検出を依頼されて始めたプロジェクトである。 当初は頼まれ仕事であったが、HPVのタイプと臨床像が見事に相関しており興味がわいた。 今では病理を見ながら、封入体などHPV感染を疑わせる所見を見つけると、これはきっとHPVの何型によるに違いないと考えるようになった。 ステンドグラスのように見える封入体の怪しげな美しさにも惹かれている。このテーマはHPV感染の厳密さ、組織の美しさが研究の原動力である。

先天性乏毛症の発症メカニズム

これも臨床からのテーマである。当科の横山さんとの共同で研究を進めてきた。 先天性乏毛症の患者さんの毛髪をチェックしていたところ、1本だけ数珠のような毛が見つかり診断がついた。 これまでウイルスにばかりに関心があったが、この患者さんと出会うことにより遺伝性疾患のメカニズムをロジカルに考えていく醍醐味を味わった。 毛髪、角化症関係の先生方に大変お世話になっている仕事でもある。常に患者さんが目の前で励まして下さり、臨床らしい地に足の着いた研究である。


3つの関係なさそうなテーマであるが、考えようによってはバランスが良く(炎症性疾患、腫瘍、遺伝性疾患)、それぞれが発展し将来的に結びつくのが理想である。
大学院生の加藤先生は2と3のテーマで仕事を進めている。本来ならば、ウイルス感染と膠原病をテーマにしたいが、これまで10年かかっており、次の成果までの期間(また10年?)を考えると、子育てで忙しい加藤先生のテーマにどうでしょうかとは、とても言い出せなかった。 このテーマはやはり自分が引き受けるべきであろう。


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