医師ワークライフ支援プログラム
医師ワークライフ支援プログラムについて
群馬大学医学部附属病院では、出産・育児・介護等で臨床現場を離れた医師が、復帰後直ちに臨床医として通常業務に復帰するまでの再教育支援、及び現職の医師が離職をせずに高度医療の継続的な知識・技術の習得を可能とするよう、各自の意向に沿った支援をおこなう医師ワークライフ支援プログラムを実施しています。
Q&A
- 医師ワークライフ支援プログラムとはどのようなものですか?
- 週に1日から5日、1日4時間から8時間、週32時間までの間で、勤務日や時間を設定することができます。勤務時間は相談のうえで決定します。このポジションは皮膚科教室の定員とは別枠のため、規定の時間での勤務となり、当直も免除です。皮膚科では、今年度は6名が利用して外来や病棟勤務を行っており、個人の事情に応じた働き方を支援しています。
- 保育園や子供が病気のときが心配なのですが大丈夫でしょうか?
- 当院には院内保育園があり、平成24年度から定員も増えて利用しやすくなりました。近隣の保育園も比較的入りやすい状況です。院内保育園は病児保育にも対応しており、他の保育園の方も利用可能です。また、群馬県医師会では保育サポーターバンク制度を発足させ、ベビーシッター派遣のサポートをしています。支援システムは充実してきていますので、早めに情報を集めて対応しましょう。周囲の人たちも各々の事情に応じて配慮する体制をとっています。
- 育児をしながらでも専門医を取得し、キャリアを積むことができますか?
- 皮膚科専門医を取得するには、規定の研修を修了する必要があります。しかし、出産後に専門医を取得された方も何人もおりますので心配ありません。専門医取得後も自分のペースで研究を続けたり、このプログラムを利用しての勤務や、関連病院での勤務など、ワークライフバランスを保ちながら皮膚科医としてのキャリアを積んでいます。もちろん、育児をしながらでも精力的に仕事をされたい方には十分に活躍の場がありますし、大歓迎です。
これから皮膚科医として学ぼうとしている医師の方へ
それぞれのペースであっても、皮膚科医としてのスキルアップを目指し、教室に貢献し、成長を続けること、そんな中から仕事の楽しさを感じてほしいと思います。成長するためには、少し辛いけどやればできる、くらいの環境に身を置くことも必要です。皮膚科は奥が深く楽しい学問です。きっと自分にあった道をみつけ、やってよかったという満足感を得られると思います。
とはいっても、大変だと思うこともあるでしょう。タイムマネジメント、家事の効率化の工夫、つらい、不安だと思うときには、近くの先輩たちに相談しましょう。周囲の理解もありますので、きっとあなたにあったスタイルでキャリアアップをめざすことができます。一緒に頑張りましょう。